【呪術廻戦】年下のきみが可愛くて。/みんな×主(先生)
第20章 沖縄×任務×A班
それからしばらく。
二人は海辺を歩きながら話をした。
戦い方。
距離感。
術式の使い方。
伏黒はぶっきらぼうだったけれど。
質問にはちゃんと答えてくれた。
リンも真剣に聞いていた。
気付けば。
さっきまで抱えていた落ち込みは少しだけ薄れていた。
「ごめん、おまたせー。」
聞き慣れた声。
振り向く。
着替えを済ませたが手を振りながら歩いてきた。
「いえ。」
伏黒が答える。
「おかえりなさい。」
「ただいま。」
が笑う。
すると。
リンがおずおずと前へ出た。
「あの……。」
「ん?」
「先生。」
少し視線を逸らす。
「さっきは……ごめんなさい……。」
そして。
後ろに隠していたものを差し出した。
「これ……。」
透明な瓶。
中にはラムネ色のサイダー。
太陽の光を受けてきらきらと輝いている。
が目を丸くした。
「これは?」
「そこの屋台で買ったんです。」
鈴が小さく言う。
「サイダー……嫌いですか……?」
「んーん?」
は首を横に振った。
「そんなことないよ?」
嬉しそうに受け取る。
「ありがとうっ。」
「伏黒先輩も、どうぞっ」
「…サンキュ。」
「いただきますっ!」
カシュッ。
栓を開ける。
しゅわしゅわと泡が弾けた。
一口。
ごくり。
「ん〜〜〜っ!」
思わず声が漏れる。
「美味しい!」
その声を聴いてリンの顔がぱっと明るくなる。
は瓶を傾けながら中を覗いた。
光を受けたビー玉がきらりと輝く。
「綺麗だね~。沖縄来たって感じする~~…」
柔らかく微笑む。
その表情を見て。
リンも少しだけ笑った。
三人は再び歩き出す。
海風が吹く。
沖縄の青空の下。
2日目の討伐任務はまだまだ続く。