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【呪術廻戦】年下のきみが可愛くて。/みんな×主(先生)

第20章 沖縄×任務×A班


海面が黒く染まる。

伏黒が目を見開く。

リンも息を呑む。

「……まさか。」

次の瞬間。

海面が割れた。

轟音。

吹き上がる海水。

そして。

その海底の中心から。

がゆっくりと姿を現す。

びしょ濡れの髪。

赤黒く揺らぐ呪力。

その圧力だけで空気が軋む。

「──Astra nehil.(領域展開)」

静かな声。

世界が塗り替わる。

「まったく。」

がため息を吐く。

その足元には。

討伐予定だった三級呪霊。

いつの間にか瀕死になって転がっていた。

「アゥ……」

苦しそうな声。

は視線すら向けない。

薙刀を持ち上げる。

そして。

ずぶり。

核へ突き刺した。

呪霊はそのまま消滅した。

静寂。

二級呪霊が後退る。

本能的な恐怖。

理解していた。

目の前にいるのは危険だと。

だが。

は微笑んだ。

「さぁ。」

薙刀を構える。

「次は貴方の番。」

赤黒い呪力が広がる。

触手のように伸びる。

二級呪霊を絡め取る。

拘束。

圧縮。

悲鳴すら上げられない。

「ギ……ッ……」

逃げられない。

はゆっくり近づく。

そして。

薙刀を振り下ろした。

一閃。

それだけだった。

呪霊は真っ二つになり。

黒い霧となって消滅した。

波音だけが残る。

そして領域が解かれる。

つぎの瞬間。

ざぱぁぁぁぁん!!

支えを失った海水が一気にを海中へ連れ戻す。

「!!」

「先生!?」

リンが悲鳴を上げる。

の姿がそのまま海中へ沈んでいった。

ぼちゃん。

そのまま見えなくなる。

「せ、先生!?」

「……。」

伏黒も流石に眉をひそめた。

数秒。

海面には何もない。

鈴が青ざめ始めた頃。

ぷくぷくぷく……

泡が浮かび上がる。

そして。

ばしゃっ!

「ぷはぁっ!!」

が海面から飛び出した。

「はぁっ……はぁ……はぁ……」

大きく息を吸う。

「げほっ……げほっ……」

盛大にむせる。

その姿にリンが慌てて駆け寄った。

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