【呪術廻戦】年下のきみが可愛くて。/みんな×主(先生)
第20章 沖縄×任務×A班
「二級…くらいかな。」
が呟く。
その瞬間。
海辺の岩場が砕けた。
ズドォン!!
巨大な影が姿を現す。
「なっ……!」
リンが息を呑む。
二級呪霊。
予定外の遭遇だった。
伏黒は即座に影へ手を突っ込む。
「先生。」
影から取り出した薙刀を放る。
が空中で受け取る。
「助かる!」
そして伏黒は鈴を見る。
「リンはここにいろ!」
「……!」
反論しそうになる。
だが。
伏黒は真剣だった。
「邪魔になる。」
リンは唇を噛む。
悔しい。
昨日も守られた。
今日も守られる。
そんなの嫌だった。
(挽回しなきゃ。)
その思いだけが膨らんでいく。
戦闘開始。
伏黒が前衛。
は被害が広がらないよう、側面から圧力をかける。
伏黒1人でも、二級相手に十分戦えていた。
その隙を見て。
リンが動く。
(今……!)
術式発動。
視界共有。
呪霊の死角。
動線。
私にできる最大限の未来予測!
(ここ!)
短剣を握る。
走る。
完璧だった。
タイミングも。
角度も。
位置も。
だが。
自身の速度だけが足りなかった。
呪霊の首が動く。
視線が向く。
見つかった。
「っ!!」
リンの顔が青ざめる。
振り下ろされる巨大な腕。
避けられない。
その瞬間。
「間に合わない……!」
考えるより先に身体が動いていた。
リンを突き飛ばす。
ドォッ!!
衝撃。
世界が反転する。
「先生っ!!」
リンの叫び。
の身体はそのまま海へ吹き飛ばされた。
ざばぁぁぁんっ!!
大量の水飛沫。
そのまま深く沈む。
青い海の底へ。
どこまでも。
どこまでも。
「せ、先生っ!!」
リンの顔から血の気が引く。
伏黒も振り返った。
だが。
二級呪霊が追撃してくる。
「チッ。」
伏黒が前へ出る。
影が広がる。
「リン。」
低い声。
「下がってろ。」
「でも――」
「下がれ。」
有無を言わせない声音だった。
伏黒は呪霊へ向き直る。
だが。
その時。
海が震えた。
ごぼり。
ごぼり。
異様な気配。
膨大な呪力。