【呪術廻戦】年下のきみが可愛くて。/みんな×主(先生)
第20章 沖縄×任務×A班
二人を見る。
「伏黒くん。」
「はい。」
「リンちゃんをよろしくね。」
伏黒は頷く。
「分かりました。」
そして少しだけ眉を寄せた。
「無理しないでくださいよ。」
その言葉に。
はふっと笑った。
「ありがとう。」
ドアの外へ出る。
ぱたん、とドアが閉まる。
タクシーが再び走り出した。
遠ざかっていくの背中を見ながら。
リンは小さく拳を握る。
伏黒は窓の外を見つめる。
の沖縄任務一日目は、まだ終わっていない。
そこからが任務を終えホテルへ戻ったのは、
深夜2時を回った頃だった。
(…もうだめ。)
いくら日は落ちたと言えど、この気候で1日動き回るのは
あの五条との特訓を乗り越えたでさえギリギリの戦いだった。
シャワーを浴びる気力すら危うく。
(…さすがに汗くさすぎるか……。)
ほんの少しの理性でお風呂を済ませ、ベッドへ倒れ込むように眠りについた。
翌朝。
8:30
ホテルロビー。
「おはよう。」
先に来ていたが手を振る。
リンがぱたぱたと駆け寄った。
「お、おはようございます!」
「ちゃんと眠れた?」
「はい!」
元気よく返事をする。
その隣で伏黒が小さくため息を吐いた。
「夜中まで任務だった人の台詞じゃないですよ。」
「あはは。」
図星。
「まぁ、何とかね。」
(正直疲れは全然取れてない…)
そう思いながらも、今日の資料を広げる。
「さて。今日も頑張りますか。」
そして。
午前中。
⬛︎4件目
電波障害を引き起こしていた三級呪霊。
こちらは特に問題もなかった。
伏黒の式神による索敵。
リンの支援。
のフォロー。
三人の連携は昨日より格段に良くなっていた。
呪霊は十分とかからず討伐。
「よし。」
「次。」
休む暇もなく移動する。
⬛︎5件目
海沿いの漁港地区。
空は青い。
波は穏やかだった。
だが。
現場へ近づくにつれて空気が変わる。
「先生。」
伏黒が足を止めた。
「……うーん。」
も気付いていた。
資料にはない。予定にもない。
けれど。
確かにいる。
三級じゃない。