【呪術廻戦】年下のきみが可愛くて。/みんな×主(先生)
第20章 沖縄×任務×A班
間に合うか。
リン守るか。
呪霊を祓うか。
一瞬の判断。
その時。
「リンちゃんは任せて!」
先生の声が飛ぶ。
振り向く。
がすでに向かっていた。
それで十分だった。
迷いは消える。
伏黒は前を見る。
呪霊。
ただそれだけ。
「――鵺。」
バチッ!!
雷光が走る。
黒い煙。
そして消滅。
討伐完了。
「リンちゃん、大丈夫?」
がしゃがみ込む。
リンは地面に座ったままだった。
顔色が悪い。
呼吸も少し乱れている。
「……わたし……」
震える声。
「ごめんなさい……」
消え入りそうなほど小さい。
は首を横に振った。
「んーん。」
優しく笑う。
「大丈夫よ。」
ぽん、と頭を撫でる。
「こういうのは実践を重ねて覚えていくものだから。」
「……。」
「最初から上手くできる人なんていないよ。」
鈴は唇を噛む。
それでも。
少しだけ肩の力が抜けた。
既に空は日が沈んだ後の景色を映し出していた。
「よし!」
が大きく伸びをする。
「今日はこれでおしまい!」
リンがほっと息を吐く。
伏黒も小さく肩を回した。
「あ。」
が振り返る。
「伏黒くんもお疲れ様。」
「お疲れ様です。」
「ホテル戻ろっか。」
3人はタクシーへ乗り込んだ。
ようやく休める。
そう思った矢先だった。
ぶー、ぶー。っと
のスマホが震える。
「あ。」
画面を見る。
すぐに通話へ出た。
「はい。」
『今どこですか?』
「○○区にいます。」
数秒。
相手の話を聞く。
そして。
「ええ。」
表情が少し変わる。
「分かりました。」
通話終了。
伏黒が察したように聞いた。
「追加ですか。」
「うん。」
苦笑する。
「私はこれから別の術師と合流することになった。」
鈴が顔を上げた。
「えっ……」
「だから二人はそのままホテルへ戻って。」
その時。
が運転手へ声を掛ける。
「あ、そこで止めてください。」
タクシーがゆっくり停車する。
ドアが開く。
は荷物を持って立ち上がった。
「じゃ。」