【呪術廻戦】年下のきみが可愛くて。/みんな×主(先生)
第20章 沖縄×任務×A班
一方その頃。
■B班
乙骨憂太。滝田潮。
補助監督一名。
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「乙骨先輩、これ。補助監督サンからっす」
「あぁ、ありがとう」
車へ乗り込む前。
乙骨は潮から受け取った資料へ目を通していた。
ぱらり。
ページをめくる。
京都府北部。
推定二級案件。
周辺住民避難済み。
「ふーん……」
その横顔を見ながら。
潮はふとあることに気付いた。
「乙骨先輩。」
「ん?」
「その指輪。」
乙骨が視線を上げる。
「いつもしてるっすよね。」
左手の薬指。
銀色の指輪。
「あぁ。」
乙骨は少しだけ笑った。
「これ?」
「そうっす。」
潮は首を傾げる。
「任務とかで邪魔じゃないんすか?」
その質問に。
乙骨は指輪へ視線を落とした。
そして。
どこか優しい顔で答える。
「大事な人との指輪だからね。」
「?」
「邪魔なんて思ったことないよ。」
その言葉に。
潮は眉をひそめた。
「??」
乙骨も首を傾げる。
「??」
数秒。
沈黙。
そして。
「あ。」
潮が何かに気付く。
「もしかして。」
「うん?」
「結婚してるんすか?」
「え?」
「乙骨先輩って17?18?くらいっすよね?」
補助監督も思わず振り返った。
乙骨は苦笑する。
「あはは。」
肩を竦める。
「結婚はまだしてないよ。」
「まだ?」
「うん。」
そして。
自然な笑みを浮かべた。
「卒業したらね。」
「へぇ……」
感心したように頷く潮。
すると。
運転席へ向かおうとしていた補助監督がぽつりと言った。
「そういえば。」
「?」
「蘆屋先生も同じ指輪をされていた気が……」
数秒。
沈黙。
潮の脳内で何かと何かが繋がる。
「え。」
「うん。」
「え?」
「うん。」
「マジっすか。」
乙骨は照れたように笑った。
「まぁ。」
それだけで十分だった。
潮は腕を組む。
そして。
少しだけ笑う。
「なんか。」
「?」
「いいっすね。」
乙骨がきょとんとする。
「そう?」
「はい。」
潮は素直に頷いた。