【呪術廻戦】年下のきみが可愛くて。/みんな×主(先生)
第19章 特訓×任務×五条
高専全体が慌ただしく動いていた。
任務。
報告書。
応援要請。
補助監督との連携。
そして次の任務。
ようやく一息つけると思った矢先だった。
「ちゃん」
職員室の入口からひょいと顔を出した五条が手を振る。
「ちょっといい?」
「はい?」
珍しい。
最近はほとんど顔を合わせていなかった。
任務の方向も違う。
それに――。
先日のパーティー以来。
二人きりで話すのは初めてだった。
「どうしたんですか?」
席を立ちながら尋ねる。
「珍しいですね」
少しだけ。
本当に少しだけ。
よそよそしい。
自分でも分かる。
けれど五条は気にした様子もなかった。
「忙しいとこ悪いね」
そう言いながら会議室へ入る。
そして。
持っていた資料を机へ放った。
ぱさり。
「これ」
「?」
は資料へ視線を落とす。
天気図。
被害予測。
呪霊発生報告。
そして。
大きく書かれた文字。
沖縄。
「あぁ」
思い出したように頷く。
「なんかテレビでやってましたね」
資料をめくる。
「例年より早く台風がどうとか」
「そう」
五条は椅子へ腰掛けた。
「それが原因で、沖縄で呪霊が大量発生してる」
の表情が変わる。
資料をめくる手が止まる。
「大量って……」
「まぁ、詳しくは後で見てよ。
…で、そこに3人で行ってほしいんだよね」
静かな沈黙。
数秒後。
は資料を閉じた。
「なるほど」
「で」
五条が続ける。
「正直」
少しの間を置いた後
「リンはまだ使えない」
「…そんな言い方は」
「事実」
即答。
「優しく言ったって意味ないでしょ」
五条は肩を竦める。
「今のままじゃ現場で足引っ張る。
それだけで済めばいいが最悪のケースだと命を落としかねない。」
「……」
「けど」
そこで初めて少しだけ表情が和らぐ。
「実戦積めば使えなくはない」
「……」
「むしろ好都合というか」
はしばらく考え込んだ。