【呪術廻戦】年下のきみが可愛くて。/みんな×主(先生)
第19章 特訓×任務×五条
重たい雲。
続く雨。
低気圧。
そして。
人々の鬱屈した感情。
ただでさえ五月は呪霊発生件数が多い。
新生活への疲労。
人間関係の変化。
環境への不適応。
大型連休明け特有の倦怠感。
それらが積み重なり。
毎年、5月から6月にかけては呪霊発生件数が急増する傾向にある。
だが。
今年は異常だった。
「また!?」
「今度は神奈川です!」
「こっちは二級案件!」
「いや、こっちは準一級です!」
高専本部の電話が鳴り止まない。
補助監督たちは各地を飛び回り。
教員たちは寝る間もなく報告書を処理する。
当然。
生徒たちも例外ではなかった。
「一年生も出します!」
「二年も全員出動!」
「空いてる術師を全部回してください!」
授業どころではなく、一時休校という形で
任務に専念することになってしまった。
東京校も。
京都校も。
総動員だった。
ほぼ毎日のように任務が発生する。
朝に帰って。
昼には次の任務。
そんな日も珍しくない。
そして。
事態をさらに悪化させたのが。
京都校教員の負傷だった。
任務中。
単独で現場へ向かった教員が準1級相当の変異呪霊と遭遇。
命に別状はなかったものの、大きな負傷を負った。
その報告を受け。
高専上層部は即座に新たな通達を出す。
――繁忙期における単独行動の禁止。
――原則、二名以上での行動。
――教員を含む全術師に適用。
いわゆる。
これまでにはなかったツーマンセル体制の導入だった。
「面倒ですね」
伏黒が資料を眺めながら呟く。
「まぁまぁ」
は苦笑した。
「でも安全第一だから」
職員会議の結果。
繁忙期限定の任務編成が組まれることになった。
まず。
■A班
伏黒恵。戌井鈴。
そして引率教員として。
■B班
乙骨憂太。滝田潮。
補助監督一名。
■C班
禪院真希。パンダ。
■D班
狗巻棘。釘崎野薔薇。虎杖悠仁。
それぞれが役割を持ち。
それぞれが現場へ向かう。
雨の季節。
呪いが最も濃くなる時期。