【呪術廻戦】年下のきみが可愛くて。/みんな×主(先生)
第18章 パーティー×初恋×五条
その少し離れた場所で七海夫妻がそのやり取りを見ていた。
「……ふふ」
七海の妻が小さく笑う。
そして、
「おーい!」
声をかけたのは五条だった。
車の窓から手を振っている。
「ちゃん、乗って〜!」
「あっ、はーいっ」
そして再度、乙骨へ視線を移す。
「行ってくるっ」
「うん。いってらっしゃい」
車へ向かう後ろ姿。
ドアが閉まる。
その光景を見ていた時、ふと声がかかる。
「乙骨くん」
七海の奥様だ。
「あ、はいっ。」
彼女は少し背伸びをする。
そして。
こっそり耳元で何かを囁いた。
ほんの数秒。
それだけだった。
しかし。
乙骨は目を丸くする。
「……!」
その反応を見て。
彼女は満足そうに微笑んだ。
「じゃあ、彼女さん、お借りするね。」
「…はい」
そこへ。
「どうかしましたか?」
不思議そうな顔で七海が声を掛ける。
彼女は首を横に振った。
「んーん」
にこり。
「なんでもないよ、行こっか。」
ドアが閉まる。
エンジン音。
ゆっくりと車が動き出す。
乙骨は見えなくなるまで、その姿を見送っていた。
・
・
・
車内。
「改めまして」
七海の妻が柔らかく笑う。
「今日はありがとうね」
「いえ!」
が慌てて首を振る。
「こちらこそ誘っていただいて!」
「ふふ」
楽しそうに笑う。
そして。
何気ない様子で質問した。
「そういえば」
「はい?」
「お二人はお付き合いとかされてないの?」
「ぶっ」
前の席から変な音がした。
五条だった。
「ねっ」
ニヤニヤしている。