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【呪術廻戦】年下のきみが可愛くて。/みんな×主(先生)

第10章 original


荒い。

熱い。

呼吸が次第に乱れていく。

くらくらする。

視界が揺れる。

体内で呪力が膨張していく感覚に、
背筋がぞくりと震えた、その時。

──ガタッ!!!

突然、浴室の扉が勢いよく開いた。

夏油「まったく……!」

低く呆れた声。

そこに立っていたのは、夏油だった。

次の瞬間。

夏油が静かにハヤミの額へ手を触れる。

ぶつり、と呪力が流れた。

ハヤミの身体から一気に力が抜ける。

ハヤミ「……っ」

そのまま意識を失い、へもたれかかる。

は荒い呼吸のまま、呆然と夏油を見上げる。

夏油は小さくため息をつくと、どこか困ったように微笑んだ。

夏油「大丈夫かい?」

優しい声。

けれど、すぐには返事ができなかった。

顔が熱い。

呼吸も落ち着かない。

明らかに頬が真っ赤になっている。

「……だ、大丈夫です……」

小さく呟く。

けれど次の瞬間。

体内で膨れ上がる呪力に、肩がびくっと震えた。

「……っ、」

咄嗟に目を閉じる。

流れを整えなきゃ。

自分の呪力で包み込み、落ち着かせなければ。

ゆっくり呼吸を整え、体内の呪力循環へ意識を集中させる。

けれど。

ハヤミから流れ込んだ呪力は、あまりにも荒々しかった。

膨張する。

暴れる。

自分自身の滑らかな呪力経路の中で、
異物みたいに熱を撒き散らしていく。

「……っ、ぁ……」

頭がぼうっとする。

胸の奥がざわつく。

まるで、ハヤミと同じ熱に侵されていくみたいだった。

夏油「コッチはいいとして……」

夏油は、気を失ったハヤミを見下ろしながら、小さくため息をついた。

夏油「ちょっと待っていなさい」

へ穏やかにそう告げると、
夏油はハヤミの身体を軽々と抱きかかえる。

脱衣所を抜け、静かな廊下を歩き、そのまま居間のソファへそっと寝かせた。

乱れたタオルを軽く整え、近くにあった毛布を肩まで掛ける。

熱はまだ高い。

けれど、意識を落としたことで暴走しかけていた呪力は少し落ち着き始めていた。

夏油「……やれやれ」

夏油は静かに呟き、そのまま再び浴室へ戻る。

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