【呪術廻戦】年下のきみが可愛くて。/みんな×主(先生)
第10章 original
荒い呼吸のまま、ハヤミはぼんやりとを見上げる。
ハヤミ「……だめだ、頭……おかしくなりそう……」
熱に浮かされた声で、そう呟いた。
不意に。
ハヤミの腕が、するりと主人公の腰へ回る。
「っ、はやみく──」
ぐっと引き寄せられ、体勢が崩れた。
逃げ場がなくなる。
近すぎる距離。
熱を帯びた吐息が肌へかかる。
ハヤミは半分閉じた目のまま、
ぽつりと名前を呼んだ。
ハヤミ「……」
その声があまりにも甘く掠れていて、心臓が跳ねる。
そしてそのまま、再び顔を近づけてくる。
「ま、待って……!」
咄嗟に手を伸ばし、
近くにあったシャワーのボタンを押した。
──ザァァッ!!
勢いよく冷水が降り注ぐ。
12月の真冬。
氷みたいに冷たい水。
「っ……!!」
さすがに堪える。
思わず肩を震わせる。
けれど。
ハヤミは、びくともしなかった。
ただ、一瞬だけ動きを止める。
それからゆっくり視線を上げると、
降り続けるシャワーを片手で掴んだ。
濡れた髪の隙間から覗く目が、熱っぽく細められる。
ハヤミ「……冷てーだろ……」
低く掠れた声。
次の瞬間。
また強く引き寄せられた。
唇が重なる。
今度はさっきより深く、熱を確かめるみたいに。
冷水を浴びたせいで冷えた身体に、
ハヤミの異常な体温が余計にはっきり伝わってくる。
熱い。
触れている場所全部が熱を持っているみたいだった。
「……っ、ん……」
息が白く混ざる。
思考がじわじわと溶かされていく。
その瞬間。
──ぞわり。
違和感。
の目がかすかに揺れる。
(……これ……)
体内へ、ハヤミの呪力が流れ込んできている。
熱だけじゃない。
荒々しく、制御の粗い呪力。
そして、僅かに混ざる異質な穢れ。
呪霊のソレ。
「んぅ、、! はや、みっ……く、」
名前を呼ぼうとした瞬間。
再び強引に唇を塞がれた。
「っ……、……!」
吐息だけが漏れる。
ハヤミは熱に浮かされたまま、
無意識に呪力を流し込んでいた。
大量の呪力が、奔流みたいに中へ流れ込む。