【呪術廻戦】年下のきみが可愛くて。/みんな×主(先生)
第10章 original
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未だに少し嫌そうな顔のまま、兄を見上げていたヒナタ。
ヒナタ「……お兄ちゃん、お風呂入ってきてよ……」
ハヤミ「言われなくても入りますよ……」
ハヤミはあきれたように返事をすると、
呪霊の体液まみれの上着を軽く引っ張りながら、
廊下の奥へ歩いていく。
その背中を見送りながら、は小さく笑った。
それから、ヒナタへそっと手を差し伸べる。
「部屋まで連れて行くから、のって」
ヒナタ「えっ」
少し驚いたように目を丸くするヒナタ。
けれどは自然な様子で背を向け、
軽くしゃがみ込む。
ヒナタは一瞬ためらったあと、
ヒナタ「…失礼しますっ」
と小さく呟き、そっと背中へ身体を預けた。
背中越しに伝わる体温。
10年前は簡単に抱き上げられるほど小さかったのに、
今ではすっかり成長している。
ゆっくり廊下を歩いた。
部屋へ辿り着き、ベッドへそっと下ろす。
柔らかな沈黙。
は、少しだけ目を細めながら、
13歳になったヒナタを見つめた。
幼かった面影は残っている。
「……それにしても、よく私だってわかったね」
優しい問いかけ。
するとヒナタは、一瞬だけ言葉を迷うように視線を揺らした。
ヒナタ「私……生まれた時から、呪力生成が苦手だったみたいで……」
少しだけ、自嘲気味に笑う。
けれど、そのあと。
ヒナタはぱっと顔を上げた。
ヒナタ「でも!自然と呪力で脳を活性化させてたみたいで…
さんが、小さいころ遊んでくれてた記憶も、
景色も、ちゃんと覚えてるよ!」
その瞳は、10年前と変わらないまま、
まっすぐを映していた。
「へぇ……!すごいね……!」
素直に感心したように目を丸くした。
ちゃんと覚えていてくれた。
それが思っていた以上に嬉しくて、自然と表情が緩む。
「3歳のヒナタちゃん、こんなに小さかったのに」
そう言いながら、両手で小さなサイズを作ってみせる。
「いつの間にか、可愛いお姉さんになっちゃって!」
くすくす、と楽しそうに笑う。