【呪術廻戦】年下のきみが可愛くて。/みんな×主(先生)
第10章 original
「だから……
まだハヤミくんがここにいるの、
なんだか不思議っていうか……その……」
言い終わるより早く。
ぎゅっ、と。
突然、ハヤミの腕がを抱き寄せた。
「……っ!」
強く、強く。
失くしたものを確かめるみたいに。
ハヤミ「俺も」
低い声が耳元へ落ちる。
ハヤミ「10年ぶりに会ったら、なんか綺麗になってるし」
ぎゅ、とさらに腕へ力がこもる。
ハヤミ「いい匂いするし」
また少し強くなる。
ハヤミ「指輪してるしっ……」
「ちょ、ちょっと……!」
は苦しそうに笑った。
「苦しいよ…っ」
けれど、本当に嫌なわけではない。
むしろ安心させるように、の腕もそっとハヤミの背へ回る。
お互いに、ぎゅっと抱きしめ合う。
すると、ハヤミがぽつりと呟いた。
ハヤミ「……よかった」
その声は震えるほど小さい。
ハヤミ「お願いだから……もう、いなくならないで」
目を細める。
そして、安心させるように抱きしめ返した。
「私ね、強くなったよ」
穏やかな声。
「だから、もう心配しないで」
その瞬間。
ハヤミがぴたりと動かなくなった。
「……?」
が不思議そうに顔を上げる。
数秒。
沈黙。
そして次の瞬間──
ハヤミ「だめ!! 限界っ!!!」
「えっ!?」
ハヤミは突然勢いよくを引き剥がした。
そのまま距離を取り、
ハヤミ「はぁっ……はぁっ……」
と、露骨に呼吸を乱し始める。
「な、何してるの……?」
ハヤミは顔を真っ赤にしたまま叫んだ。
ハヤミ「なんか緊張すんだよっ!!」
そんなハヤミが可愛くて、ついくすくすと笑う。
ふと、ハヤミが壁時計へ視線を向けた。
ハヤミ「あれ……」
「?」
ハヤミ「そろそろヒナタ帰ってくる時間なんだけど」
確かに遅い。
菓子折りを買いに行くだけなら、
もう戻っていてもおかしくない時間だった。
ハヤミは少しだけ眉を寄せる。
ハヤミ「……様子、見に行くか」
「私も一緒にいくよ。」
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