【呪術廻戦】年下のきみが可愛くて。/みんな×主(先生)
第8章 春夏秋「冬-2」
伏黒「ただの興味本位です。」
「そ、そう、、、あ、さっきの話なんだけど・・・
普通は前頭前野っていう理性が強く制御してるから、
衝動がそのまま行動にはならないの」
伏黒は黙って聞いている。
蘆屋はそのまま続けた。
「で、その信号を断つと、単純に“そのまま出る”だけで……」
呪力がゆっくり伏黒の中へ広がる。
「実際、やる気に関しては、ドーパミンが予測とか期待を想起させて……側坐核が報酬の中枢となり……前頭前野が、その計画と、意思決定をしてるって言われてて」
そこまで説明しながら、少し集中が深くなる。
「それを刺激すると……“行動エネルギー”が上がるっていうか……
あ、ご、ごめん、ちょっと難しすぎたかな。」
伏黒「……」
伏黒からの返答がない。
「え?」
が顔を上げる。
「ま、また強すぎた……?」
手を離そうとした、その時。
伏黒「……待ってください」
伏黒が、ぐっと手首を軽く掴む。
強いというより、“離さないでほしい”という意志だけの力だった。
そして、いつもより少し早口で続ける。
伏黒「知ってますか?その“やる気スイッチ”ってやつ……」
伏黒の目が、ほんの少しだけ鋭くなる。
伏黒「ドーパミン以外に、ノルアドレナリンが関与していて……それが集中と覚醒を上げる
さらに前頭前野の抑制が弱まると、衝動性が強くなる」
淡々とした説明なのに、どこか熱がある。
伏黒「つまり今のは……かなり“行動エネルギーを増幅させる状態”に近い」
そこまで言ったあと、伏黒は一瞬だけ間を置いた。
空気が張る。
蘆屋が「え、ちょっと待って」と言いかけた瞬間――
伏黒はすっと立ち上がり、距離を詰めるように一歩近づいた。
伏黒「……先生」
低い声。
伏黒「それ、危ない使い方です」
いつもの冷静さは保っているのに、目だけが少しだけ熱を帯びている。
蘆屋は慌てて手を引こうとした。
「ま、待って待って!今のは説明であって実験じゃ……!」
伏黒「……もう遅いです」
低い声。
伏黒「蘆屋先生がこうしたんだから、責任取ってください」
空気が一瞬張り詰める。
蘆屋が「待って待って!」と手を上げた、その瞬間――