【呪術廻戦】年下のきみが可愛くて。/みんな×主(先生)
第8章 春夏秋「冬-2」
その空気を軽く流すみたいに笑う。
「ほんと、気にしないで?」
すると伏黒は短く「……はい」と返してから、少し間を置いた。
伏黒「今日、ちょっと付き合ってほしいことがあって……」
真面目な声。
蘆屋はきょとんと首を傾げる。
「うん?私でよければ」
その返事に、伏黒は小さく頷いた。
伏黒「じゃあ、まずは俺の部屋に行きましょうか」
自然な口調で続ける。
伏黒「荷物はこれだけですか?」
「うん、それだけ!」
テーブルの上に置いてあった小さな荷物を指差す。
伏黒はそれを確認すると、静かに蘆屋の手を取った。
「あ……」
そのまますっと隣へ立つ。
さらに、迷いなく腰へ手を回した。
伏黒「いきましょうか」
あまりにも自然な動作。
一瞬固まったあと、ちょっとだけ声が裏返る。
「え、あ、うん!」
微妙に動揺の混じった返事。
すると伏黒がじっと見下ろしてくる。
伏黒「……何を今さら意識する必要があるんですか」
ストレートすぎる言葉。
「う、うん!そうだね……?」
なぜかさらに動揺してしまう。
自分でもよく分からない返事になって、
蘆屋が困ったように笑うと、伏黒がほんの少しだけ口元を緩めた。
伏黒「なんなら」
いつもの淡々としたトーンのまま続ける。
伏黒「抱きかかえて行ってもいいんですよ」
「それは勘弁してください……ここ、学校だし、、、、」
即答する。
その反応に、伏黒はふっと小さく笑った。
伏黒「じゃ、行きますよ」
腰へ添えた手を軽く引き寄せる。
そのまま歩幅を合わせながら、
伏黒は静かに自分の部屋へ連れていった。
伏黒の部屋へ入ると、
必要最低限だけ揃えられた空間。
整った机。
積まれた資料。
窓から入る午前の光。
蘆屋は伏黒に誘導されるままソファへ座る。
そのあと、少し首を傾げた。
「それで、付き合ってほしいことって?」
すると伏黒が「あぁ」と短く返す。
そのまま向かい側へ座り、真面目な顔で話し始めた。