【呪術廻戦】年下のきみが可愛くて。/みんな×主(先生)
第8章 春夏秋「冬-2」
代わりに、ゆっくりベッドへ手をつく。
そのまま優しく蘆屋を押し倒した。
「……?」
シーツが沈む。
覆い被さる影。
乙骨は首元の痕を見つめたまま、ぽつりと呟いた。
乙骨「やっぱり……妬けちゃうなぁ…」
小さな声だった。
けれど感情だけははっきり滲んでいる。
乙骨「……ごめん、さん」
そう言いながら、ゆっくり首元へ手を伸ばす。
触れる寸前で、一瞬だけ動きが止まる。
蘆屋は少し戸惑ったように息を呑んだ。
けれど逃げなかった。
代わりに、恥ずかしさ交じりで口を開く。
「……す、好きにして……いいんだよ」
静かな声で、そう呟いた。
その言葉に、乙骨の動きがぴたりと止まった。
乙骨「……え」
小さく漏れた声。
そのまま、乙骨はじっと蘆屋を見下ろす。
覆い被さる体勢のまま、時間だけが静かに流れる。
その視線に耐えきれなくなったのか、蘆屋が
みるみる顔を赤くした。
「あ、えっと、その……」
言ったあとで恥ずかしくなったみたいに、小さくじたばたする。
「ち、違くて……いや、違わないけど……」
しどろもどろになりながら、小さく息を吸う。
それから観念したみたいに、ぽそっと呟いた。
「……憂太くんに、されたい……です……」
最後の方は消え入りそうな声だった。
けれど確かに届いた。
乙骨はしばらく何も言わなかった。
ただ、じっとその顔を見つめている。
やがて。
乙骨「……さん」
低い声。
さっきよりさらに静かで、熱を含んだ声音。
乙骨「だめだよ」
そっと髪を撫でながら、顔を近づける。
乙骨「そんなこと、言っちゃ……」
耳元へ落ちる囁き。
乙骨の指先が、首元へそっと触れる。
優しく。
けれど、そこに滲む独占欲だけは隠しきれていなかった。
お骨「……さん」
低い声。
名前を呼ばれるたび、胸の奥がじんわり熱くなる。
そのまま乙骨が、ゆっくり唇を重ねた。
触れるだけのキス。
優しくて、甘やかすみたいな口づけ。
けれど首元へ添えられた指先には、少しずつ力が込められていく。
「……っ」
の呼吸が浅くなる。
苦しいわけじゃない。
ただ、頭がぼんやりする。