【呪術廻戦】年下のきみが可愛くて。/みんな×主(先生)
第8章 春夏秋「冬-2」
蘆屋の前へ戻ると、乙骨はしゃがみ込む。
乙骨「……一時間以内には戻るから」
真剣な声。
乙骨「絶対、ここ動かないでね」
「うん」
乙骨「本当に大丈夫?」
「大丈夫だって」
乙骨「でも——」
「乙骨憂太。」
蘆屋はくすっと笑った。
「行っておいで。憂太くんにしか救えないんだから。
それに、私も子供じゃないんだから」
その声があまりにも穏やかで。
乙骨は返す言葉を失う。
けれど不安そうな顔は消えない。
乙骨「……何かあったら、すぐ連絡して」
「うん」
乙骨「知らない人について行っちゃダメだからね!!」
「そんな小学生みたいな……」
乙骨「あとは——」
「憂太くん」
が笑いながら遮る。
「任務。行っておいで。」
乙骨「……」
乙骨は少し黙ったあと。
観念したみたいに、小さく笑った。
乙骨「……分かった」
それでも最後まで名残惜しそうに蘆屋を見つめて。
乙骨「すぐ戻るから」
そう言い残し、乙骨は急いで公園を後にした。
残された蘆屋は、冬の空気を吸い込みながら、小さく空を見上げる。
見えないはずなのに。
どこか穏やかな表情だった。
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