【呪術廻戦】年下のきみが可愛くて。/みんな×主(先生)
第8章 春夏秋「冬-2」
乙骨「……ちゃんと休めてる?」
「んー…休めてるけど、まだ全然慣れないかな~」
乙骨「そっか」
乙骨の声が少しだけ落ちる。
心配しているのが伝わってきて、小さく笑った。
「そんな顔しないで?」
乙骨「してた?」
「してた」
すると乙骨は困ったみたいに笑って。
乙骨「見えてないでしょう?・・・っていうか、彼女が無理してたら心配するよ」
さらっと言う。
(こういうまっすぐなところが可愛いんだよな~・・・まったく、、、)
暖かい部屋の中。
窓の外では、冬の風が静かに木々を揺らしていた。
しばらく穏やかな時間が流れたあと。
乙骨がふと思い出したように顔を上げた。
乙骨「あ、そうだ」
「ん?」
乙骨「どこか行きたいところある?」
その問いかけに、蘆屋は少しだけ考えた。
それから、小さく笑って
「……外の空気、吸いたいな」
乙骨「外?」
「うん。公園でお散歩とかしたい」
その言葉に、乙骨の表情がふっと柔らかくなる。
乙骨「……いいね」
すぐに頷いて立ち上がった。
乙骨「じゃあ、準備して行こっか」
「ふふ、うん」
乙骨はクローゼットから上着を取り出しながら、
蘆屋の近くへ戻る。
乙骨「今日は結構寒いから、ちゃんと厚着しようね」
「そんなに寒い?」
乙骨「うん。たぶんさんが思ってるより寒い」
「そっか~」
少しウキウキした声に、乙骨が小さく笑う。
乙骨「ほら、腕通して」
優しくコートを着せていく。
見えない分、袖の位置を丁寧に合わせながら。
乙骨「マフラーもいるかな?」
「いらないよ~」
乙骨「そう?」
やがて準備が整う。
乙骨は自然な動作で蘆屋の手を取った。
乙骨「段差あるから気をつけて」
「うん」
ゆっくり歩きながら寮を出る。
外へ出た瞬間、冬の冷たい空気が頬を撫でた。
「……わ、ほんとに寒い!」
乙骨「でしょ?」
乙骨が少し嬉しそうに笑う。
そのまま、二人はゆっくり公園へ向かって歩き出した。