【呪術廻戦】年下のきみが可愛くて。/みんな×主(先生)
第8章 春夏秋「冬-2」
「……疲れてる?」
虎杖「うん……色々と……」
虎杖は思わず遠い目をした。
けれど次の瞬間、ハッとしてぶんぶん首を振る。
虎杖「あ、えっと! 蘆屋先生がいるからじゃないよ!?」
「……?」
きょとんと首を傾げた。
虎杖「その、なんていうか……今日は色々あったから!!」
「……ふふ」
慌てる虎杖がおかしくて、小さく笑う。
その反応に、虎杖はさらに気まずそうに頭を掻いた。
虎杖「……そ、そろそろ、寝よっか!」
空気を変えるみたいに、少し大きな声を出す。
「うん、そうだね」
蘆屋は素直に頷いた。
それから、当然みたいな口調で続ける。
「私はソファでいいよ。
虎杖くんは明日も頑張らないとだから、ベッドでゆっくり寝てね」
その瞬間。
虎杖「いやいやいやいや!!!」
虎杖が勢いよく否定した。
虎杖「ダメ!!!」
「え?」
虎杖「女の人をソファで寝かせるとか、そんなのしませんよ……!」
少しむっとした顔で言い切る。
けれど問題がひとつある。
虎杖がソファで寝るには、明らかに小さい。
「…うーーん…どうしよう」
二人でしばらく悩んだ末。
結局。
「……じゃ、一緒にベッドで寝よっか」
虎杖「そ、そうなる……かな」
少し気まずい空気のまま、二人はベッドへ入った。
とはいえ、さすがに距離が近い。
しかも、蘆屋は目が見えない。
落ちたら危ない、という理由もあって。
虎杖「先生、壁側ね」
「ありがとう」
蘆屋が奥側。
虎杖が手前側。
できるだけ距離を空けながら、二人並んで横になる。
虎杖「……おやすみ、先生」
「ふふ、おやすみ、虎杖くん」
部屋の電気が消える。
静かな夜。
暖房の音だけが小さく響いていた。
けれど。
一日中呪力を流し続けていた蘆屋は、
思っていた以上に疲れていたらしい。
数分もしないうちに。
すー……っと
規則正しい寝息が聞こえ始める。