【呪術廻戦】年下のきみが可愛くて。/みんな×主(先生)
第8章 春夏秋「冬-2」
それを見た五条は、「あ、」と思いついたように立ち上がる。
ガサゴソと何かを探る音。
「五条さん?」
五条「んー?」
「何してるんですか」
五条「ちょっと待ってね~」
軽い声のあと、すぐ近くに気配が戻ってくる。
それから。
さらり、と布が触れる感触がした。
「……??」
冷えた空気の中、柔らかな布が目元へ巻かれていく。
一周。
二周。
「…な、…なにしてるんですか」
五条「包帯ぐるぐる」
「そ、それは何となく分かりますケド」
くく、と五条が笑う。
五条「いや、ほら。呪印というかアザというか、女の子きにするかなぁって?」
指先がそっとこめかみ付近を撫でた。
そこに浮かぶ呪印を隠すように、丁寧に包帯が巻かれていく。
五条「高専内でも一応ね。説明面倒だし」
「……あぁ」
五条「それに」
五条は満足そうに笑う。
五条「ジャーーン!僕も包帯ぐるぐる。ちゃんも包帯ぐるぐる。おそろい完成~!!!☆」
「いや、み、見えないのでわかりません……」
五条「確かに。でも似合ってるよ~~!」
最後に、ぽんぽん、と軽く頭を叩かれる。
包帯越しに感じる指先の熱がやけに近い。
「……変じゃないですか?」
少し上を見上げて小さく問いかけると。
一瞬だけ、五条が黙った。
その沈黙に、不安そうに首を傾げた
——次の瞬間。
ぐい、と。
突然、額を手のひらで押されて距離を取られる。
はな「んあ、」
間抜けな声が漏れた。
はな「え? あ、えっと……五条さん?」
困惑したまま問いかけると、
頭上から深いため息が落ちてくる。
五条「……見上げるの禁止。」
はな「はい?」
意味が分からず、おもわず首を傾げる。
見えてはいないけれど、
今かなり近くにいる気配だけは分かる。
すると今度は、指先がそっと顎に触れる。
くい、と持ち上げられ、自然と顔が上を向いた。
はな「五条さん……?」
五条「いやぁ」
どこか困ったような、それでいて楽しそうな声。
五条「なんか、主従関係みたいで。」
はな「……シュジュウ?、あぁ、主従関係ですね。」
一瞬、思考が止まるも冷静に言い直す。