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【呪術廻戦】年下のきみが可愛くて。/みんな×主(先生)

第7章 春夏秋「冬-1」


~ 2部屋目 ~

ガチャン――。

二人が次の部屋へ入った瞬間、
背後で扉が閉まる。

同時に。

天井から、
ひらり、とカードが落ちてきた。

伏黒がそれを掴む。

そこに書かれていた文字は――

『脱出』

『制限時間 30分』

「脱出……?」

伏黒「また随分ざっくりしてますね。」

その時だった。

ゴゴゴ……ッ。

床が揺れる。

「……っ!?」

伏黒「下がって――」

言い終わる前に。

床が、抜けた。

「きゃっ――!?」

一瞬の浮遊感。

そのまま二人の身体が、
狭い空間へ勢いよく押し込められる。

バンッ!!

金属音。

閉鎖。

暗闇。

「っ、いったぁ……。」

伏黒「……。」

狭い。

とにかく狭かった。

まるで、
ロッカーそのものみたいな箱型空間。

横幅などほとんど無い。

身動きを取ろうとするたび、
互いの身体がぶつかる。

「え、ちょ、っと……。」

床へ押し倒される形になった蘆屋の上に、
伏黒が片腕をついている。

逃げ場が無い。

伏黒「……。」

蘆屋は背中を床へ押し付けるが、意味が無い。

伏黒の顔がすぐ目の前にある。

腕も。

脚も。

近い。

暗闇の中、
互いの体温だけが妙に鮮明だった。

「こ、これどういう……。」

伏黒「“脱出”……。」

低い声がすぐ耳元で響く。

近い。

近すぎる。

蘆屋は無意識に息を呑んだ。

すると。

伏黒がふと視線を逸らす。

「……?」

伏黒「……。」

静かな沈黙。

そのあと。

伏黒「そんなに意識されても困ります。」

「……え?」

伏黒「心臓の音。・・・さっきから意識しすぎです。」

「!」

ドクンッ――。

自覚した瞬間、
さらに鼓動が跳ね上がる。

狭い空間のせいで、
誤魔化しようがない。

伏黒は小さくため息を吐いた。

「ご、ごめん・・・私は教師、私は教師、、、、私は、、、」

自分に言い聞かせる蘆屋。

「・・・・あ、」

突然何かに気づく蘆屋。

伏黒「どうしました?」

「鍵、あったかも。」

伏黒「・・・!」

「太ももの辺りにある……。」

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