【呪術廻戦】年下のきみが可愛くて。/みんな×主(先生)
第7章 春夏秋「冬-1」
伏黒「やっぱり、あの首のアザは、真希さんのお兄さんの仕業だったんですね」
「わ、私も喧嘩買ったから、、、その、、お互いさまではあるんだけど・・・」
伏黒「……。」
静かな視線。
耐えきれず、
蘆屋はちらりと伏黒を見る。
すると。
伏黒がじっとこちらを見つめていた。
「……。」
なんとも言えない沈黙。
「え、えっと……。」
視線が泳ぐ。
「ご、ごめん。きれいな人間じゃなくて……。」
ぽつり、と。
少しだけ後ろめたそうに零した言葉。
伏黒は数秒黙っていたが、
やがて小さく息を吐いた。
伏黒「……なんとなく気づいてました。」
伏黒はそんな蘆屋を見ながら、
淡々と続けた。
伏黒「それに。」
「?」
伏黒「気づいてない乙骨先輩にも、多少イラッとはしてました。」
「……えぇ」
思わず間抜けな声が漏れる。
伏黒は視線を逸らしたまま、壁へ軽く背を預ける。
伏黒「……あの人、そういうところ鈍いんで。」
「いや、でも……」
伏黒「分かりますよ。」
即答だった。
「……。」
伏黒「好きなら。」
空気が止まる。
「……え?」
伏黒はそれ以上続けなかった。
ただ、
ほんの少しだけ気まずそうに視線を落とす。
沈黙。
古時計の針だけが、
静かに音を刻んでいた。
そして。
伏黒「……次の部屋、行きましょう。」
「あ、う、うん。」
伏黒は先に扉へ向かう。
開いた鍵。
軋むドア。
蘆屋は慌ててその後を追いかけた。