【呪術廻戦】年下のきみが可愛くて。/みんな×主(先生)
第7章 春夏秋「冬-1」
~ 屋敷内部 ~
激しい衝撃。
木材が砕け散る轟音。
何か巨大なものが、
建物へ突っ込んだような音だった。
ぱらぱらと、
埃が降る。
薄暗い視界。
軋む木の音。
そして。
目の前には、
大破した車が止まっていた。
古びた屋敷の階段を、
真正面から突き破る形で。
エンジンは停止している。
煙だけが、
静かに立ち上っていた――。
「……っ、げほげほっ……!」
伏黒「蘆屋先生!」
薄暗い屋敷の中で伏黒の声が響く。
「だ、大丈夫?」
伏黒「大丈夫ですか。」
「あ、うん、ありがとう。」
乱れた呼吸を整えながら、
蘆屋は額を押さえる。
「実は、すっごいドキドキしたけどね……。な、なんか一瞬ワイルド〇ピードの主人公になった気分だったよ・・・」
伏黒「あぁ・・・」
伏黒(そういえば、蘆屋先生、最近シーズン1から見てた気が・・・)
砕けた車体を見上げ、伏黒が小さく息を吐く。
「さてさて、、、ここは?もしかして、例の屋敷にはいっちゃったかな。」
薄暗い空間。
古びた木造の廊下。
軋む床。
煤けた天井。
そして、
外から落ちてきたはずなのに。
どこにも“崖”が見えなかった。
伏黒も静かに周囲を見渡す。
伏黒「……かもしれませんね。」
しん、と静まり返った空間。
聞こえるのは、
どこか遠くで鳴る木の軋みだけだった。
伏黒は周囲を警戒したまま、
ゆっくりと口を開く。
伏黒「……一旦、中を散策してみましょう。」
「そうだね。」
2人は歩きだす。
「・・・にしても寒いね。暖房とか入ってないのかな・・・」
伏黒「電気が生きてたらいいですけど。」
「うぅ、、、」
その後、1部屋1部屋見て回るが、
変わった様子はなかった。
伏黒「ざっと見た感じ、ただの2階建て屋敷っぽいですね」
「うーん、廊下を見ると結構広く見えたけどね。」
伏黒「一応、水は出るっぽいですね、トイレとかキッチンもあるし」
「電気もつくけど、古い屋敷だからエアコンはついてないね・・・」
3周した結果わかったことがある。