【呪術廻戦】年下のきみが可愛くて。/みんな×主(先生)
第7章 春夏秋「冬-1」
~ ・伏黒 ~
急降下する中で、伏黒が運転席のドアを拳で叩き割る。
金属が悲鳴を上げ、
砕けたガラスが宙へ散った。
伏黒「早く!!」
「ありがとう・・・っ!!!」
シートベルトを外し、
蘆屋が身を乗り出す。
伏黒がの腕を掴み。
そのまま二人は、
崖下へ転落する車体から飛び出した。
――間に合った。
はずだった。
谷底へ落ちていたはずの車体が、
まるで暗闇に飲み込まれるように消えていく。
伏黒「まさか・・・鵺っ!!」
影が広がり、
式神が現れかける。
だが。
遅い。
二人の身体ごと、
何かが一気に引きずり込んだ。
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~ 虎杖・釘崎 ~
ガードレールを突き破った車が、
崖下へ落ちていく。
虎杖「蘆屋先生!!」
伸ばした手は届かない。
釘崎「伏黒!!!!!」
伏黒「コッチは任せろ!!」
だが次の瞬間。
二人の前へ、
黒い影が音もなく降り立つ。
ぬらり、と。
泥のような質感。
人の形をしているはずなのに、
輪郭が曖昧だった。
顔らしき部分には、
何も無い。
“見られている”。
ぞわりと肌が粟立つ。
虎杖はすぐに視線を切り替えた。
虎杖「……蘆屋先生は伏黒に任せよう。」
虎杖「俺たちはこっちだ。」
釘崎「えぇ。」
釘崎も金槌を握り直す。
視線は、
一瞬たりとも呪霊から逸らさない。
山の風が吹き抜けた。
虎杖「・・・変じゃねぇか?車が落下して・・・」
釘崎「・・・くる!」
車の落下音は聞こえなかった。
ただ、目の前の呪霊が猛スピードで
こちらへ向かってきている。
虎杖「やるしかないな」
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