第8章 共鳴する心
「け、怪我してるくせに、なに言ってるの!」
「せやから、迫られたい言うとるんや。いっつも僕からそういう雰囲気にしとるから、次は紫音からして」
いつもだっけ?
私も結構、頑張ってたような……。
食べ終わったお皿を地面に起き、何か待っているようだった。
ここでしろと言っているの?
頬を押して、少し離れさせた。
こんなとこで出していい雰囲気じゃない。
それなのに、太腿に手がかかり、スーッと内腿を撫でられる。
その感触にビクッと反応しながらも、慌ててその手を掴んだ。
「見られるからやめて……」
「僕は別に見られてもええけどな。隠しとるつもりあらへんし」
こいうことは隠して欲しい……。
太腿を撫でていた手が膝に滑り、その上に置いている手に絡んだ。
宗四郎の指が人差し指を撫で、手の平を撫でる。
擽ったさに離そうとしてしまうが、ぎゅっと握られた。
「帰ったら、気持ちようなりたい。ええ?」
肩に頭を寄せた宗四郎の可愛さに、思わず頷いてしまう。
少しでも痛そうにしたら、やめよう。