第8章 共鳴する心
朝、目が覚めて、目を開けた瞬間、キスをされた。
何がなんだかわからなくて、目を開けたままボーッとしてしまう。
少し離れた宗四郎と目が合う。
額合わせて見つめ合っていると、宗四郎が吹き出した。
「起きとる?ふふ……ははっ!ちゅー、びっくりしたん?」
頷くと、「ごめんな」とまた口付けられる。
唇が離れる度に一度見つめ合って、何度もキスをされた。
髪を撫でながら、宗四郎はご機嫌だった。
朝から刺激が強すぎる……。
完全に目は覚めていた。
終いには鼻を擦り合わせてくるので、慌てて起き上がって、宗四郎の手をシーツに縫い付ける。
「紫音からしてくれるん?嬉しいわぁ……」
そういうことじゃ……。
一度したら治まってくれるかと思い、軽く口付けた。
余韻に浸ることすら恥ずかしくて、すぐに宗四郎を起こす。
「今日、早いって言ってなかった?早く起きて……」
「もっとちゅーしてくれんと、起きれん」
ジッと宗四郎を見つめて、「遅れても知らない」と寝室を出た。
何か、拗ねたような声が聞こえたが、無視をした。
もう、私が持たない。