• テキストサイズ

不変の隣【保科宗四郎】

第8章 共鳴する心


ご飯やお風呂を済ませて、2人でベッドに横になる。
ずっと宗四郎がくっついてきて大変だった……。
たぶんきっと、これからずっと、宗四郎のペースに流され続けるだろう……。

「なぁなぁ、あん時のこと覚えとる?小3かそんくらいやったかな?僕がクラスの子ぉに告られて、紫音が大泣きしとったの」

いきなりなんの話をするのかと思ったら……そんな恥ずかしいこと思い出さないで……。

宗四郎はクスクス笑いながら、髪をひと束持った。

「泣き止ませなあかんとは思っとったけど、紫音が可愛すぎてなぁ……たぶん、めっちゃドヤ顔やった。この子をこんな風に出来るんは、僕だけやって」

その時から、そんな独占欲を持ってたの……。

宗四郎は楽しそうに昔話をしていた。
全て、私が恥ずかしいものばかりだったけど……。

持った髪を引かれ見てみると、宗四郎はその髪に口付けていた。
今も昔も、私を翻弄するのは得意みたいだ。

恥ずかしくなって、すぐに顔を逸らした。

「宗四郎だって、私が男の子に告白された時、"僕のやから、あげられへん"って怒ってた」

「やって、そん時はほんまに僕のもんや思てたん。ずぅ〜っと、僕の傍におったやん?僕の所有物や思ってた。ちゃうのにな」

髪から手を離し、頭を引き寄せられる。
「痛くないの?」と聞いても、「ん〜」と曖昧な返事をするだけ。

私は産まれた時から死ぬまで、宗四郎のものだよ。
死んでもたぶん、宗四郎のもの。

/ 75ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp