第8章 共鳴する心
瓦礫の撤去作業などは明日からとなった。
宗四郎は報告書を作成し、亜白隊長に提出してから、2人で家に帰った。
「あんな……カフカのことやけど、そのぉ……あいつ、怪獣8号やってん。明朝、本部に移送なる」
「え……日比野隊員が?……そっか、そうなんだ……」
驚きを隠せなくて、ソファの上でボーッとする。
宗四郎は日比野隊員の直向きさに惹かれていたみたいだけど、元々、違和感があったから採用したはずだ。
とても複雑だろう。
そっと頭を引き寄せて、身体に負担がかからないように横にならせる。
膝に乗った髪を撫でて、伸びてきた手を掴んだ。
その手を頬に寄せて擦り寄る。
「ええな……好き」
「ん、私も好き」
今、普通に返しちゃったけど、宗四郎はどういうつもりで言った?
宗四郎の目を見つめてもよくわからなくて、優しい表情をした彼に見惚れていた。
無自覚?
私にあんなこと言っていたくせに……。
クスッと笑って、宗四郎の手をぎゅっと抱き締めた。