第8章 共鳴する心
ボーッとしたような優しい表情から一変して、眉を下げた宗四郎。
どこか痛いのだろうかと心配になって、「どうしたの?」と頬を両手で包む。
「痛いねん……抱っこして」
「……え?」
戸惑っていると宗四郎は、八重歯を見せて笑い出した。
揶揄われていただけだったらしい。
「すまんすまん。君には無理やったな」
「無理じゃない」
意地を張って宗四郎の腕を肩に掛け、持ち上げようとした。
だが、痛みが増したらいけないと思い、手を離す。
何かしてあげたい。
どうやら宗四郎はまだやることがあるらしく、心配になって、執務室に行く彼について行った。
庁舎は無事なのだろうか……。
立川基地はほとんどの機能を失ったようだ。