第8章 共鳴する心
なんとか四ノ宮キコルの専用武器を完成させた。
大剣の使用を前提として作っていたが、四ノ宮隊員はプロトタイプの斧の方を気に入ってくれたらしい。
なので、これからも基地に籠ることになりそうだ……。
既に深夜……恐らく今日は、宗四郎様も残っている。
会いに行きたい気持ちはあるが、まだ休憩に入るわけにもいかないので、必死にPCと睨めっこをしていた。
すると、突然、ドンッ!ドンッ!と大きな音が聞こえ、迫ってくる壊れた壁から慌てて逃げる。
目を開けると目の前には――翼を持った怪獣がいた。
「なに……どういうこと?誰か……っ!」
翼が迫ってきて、慌てて屈む。
技術スタッフである私は、怪獣と戦うことなんて出来ない。
近くにいたスタッフの肩を支え、すぐに怪獣から逃げた。