第7章 好きの謝罪
隠していたことはただ謝ることしか出来なくて……正座をしたまま謝り続けた。
どのくらいかそうしていると、「るさい」と怒られたので、夕食の準備をする。
作り終えて、ソファにいる宗四郎様のところに運んだ。
「お風呂、沸かします。……もう、ここにいない方がいいですか?」
「勝手にせぇ。僕はどうでもええ」
少しの間、離れていれば、宗四郎様の怒りも治まるだろうか……。
「少しの間、出ます。……あの、宗四郎様……私は婚約が解消されたと、母から聞きました。私が言えるのは、それだけです」
着替えの準備をしようと立ち上がると、腕を掴まれた。
そのまま、また座らせられて、何も言わない宗四郎様の隣でジッとする。
「もうええ。婚約者でええ。……やけど、僕の気持ちは一生手に入らん思っとって。あと、オトンがそろそろ籍入れて、子供作れ言うとった」
籍?子供?
そんなの、今の状態で出来るはずない。
「おじさんには私から連絡しておきます。婚約解消の話もしておきます」
「もうええ言うたやろ。子供作るで」
子供って……いつもの続きをするってことだよね?
こんな形で……。
子供だって、宗四郎様が愛してくれるとは思えなかった。