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不変の隣【保科宗四郎】

第2章 2人の日常


私もお風呂に入り、ソファで寛いでいれば、当然のようにその膝を枕にする宗四郎様に、いつも心を乱されている。

テレビを見て少しスマホを弄り、私の方を向いて動かなくなった。
さらさらと重力に従い落ちる前髪は、少しだけ目に掛かっていた。

「……宗四郎様。運べないので、ベッドで寝てくれませんか?」

「ん。……もう動きたない」

前髪を撫でるように後ろに流すと、お腹に顔を押し付けてきた。

それは反則すぎて、私の心臓が持ちそうにありません。
うるさいほどに音を立てる胸を落ち着けるように、長く息を吐いた。

「なぁ、紫音。なんで君は僕と一緒におるん?……してええの?」

「……何をですか?」

どうして一緒にいるのかは答えずに聞き返す。
宗四郎様は、私に何をして欲しいのだろう。

「ん、色々……」

「色々?」

聞き返しても返事はなくて、代わりに胸を突かれた。

そういうことか。
一応私たちは男と女なわけで……ここまで距離が近いと、そういうこともしたくなるだろう。

「構いません」

「わけわからん」

宗四郎様は読めない表情のまま立ち上がり、寝室に消えていった。

関係上、そういうことをしても、なんの問題もないのに……。

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