第6章 新しい場所
手を繋いで街中を歩いていると、後ろから声をかけられた。
やはり、基地の外で一緒にいない方がよかっただろうか……。
「保科副隊長ですよね?それと、技術班の……」
「藤宮紫音です」
四ノ宮キコル、日比野カフカ、市川レノ。
どうして3人が一緒にいるんだ……。
3人の目線がスーッと下りていって、繋がれた手を見つめる。
慌てて離そうとしたが、それは叶わなかった。
ぎゅっと握られたまま、ここから早く逃げたくて、宗四郎様の手を軽く引く。
「紫音が早くふたりきりになりたいみたいやから、僕ら行くわ。ほなな〜」
どうしてそんなことを言うの……私だけ恥ずかしい。
今日だけで、何人にバレたんだろう……。
口止めするのを忘れた。