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不変の隣【保科宗四郎】

第6章 新しい場所


新年度を迎え、技術班のリーダーとして入隊式に参加する。
何度も袖を通した儀礼服は、未だに慣れない。

反対側に目を向ければ、そこには儀礼服姿の宗四郎様。
これもまた、何度も見たことがあるが、いつもと違う雰囲気に胸が高鳴った。

今から大事な入隊式があると言うのに……。

ふと目が合うと、ニコッと笑顔を見せてきた。
私の気も知らないで……宗四郎様は、目線を下に向ける。

私もつられてその先を辿ると、膝の上で人差し指と親指を重ねていた。
指ハート、というやつでは……。

「何を……」

「どうされました?」

隣に座っていた、オペレーターのリーダーの小此木さんに話しかけられてしまった。
慌てて「何でもありません」と首を振る。

宗四郎様のせいで、顔が熱い……。

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