第2章 2人の日常
全ての家事を終わらせ、後は洗濯物を畳むだけ。
だが、畳んでいる途中から記憶がない。
「紫音〜、飯食お?」
軽く肩を叩かれて目を開けると、宗四郎様が覗き込んでいた。
首を傾げて、どうしてもう宗四郎様がいるのだろうと考える。
すると、彼はクスクスと笑い始めた。
「えっち〜」
なんのことかと思うと、手に違和感を感じる。
クイクイと引っ張られて、自身の手を見ると、宗四郎様の下着を握っていた。
「……たまたまです」
「ふ〜ん?……欲しい?」
――下着を?
ふるふると首を振ると、「ざんね〜ん」と言いながら下着を取り、持っていく。
周りを見ると、洗濯物はなくなっていた。
途中だったはずなのに……。
戻ってきた宗四郎様に聞いたら、全て終わらせたようで、慌てて謝り、お礼を言う。
ご飯も作ってくれたらしく、もう夜更かしはしないと決めた。