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まだここにいる【ワンピース サンジ】

第15章 冬島


雪の町が、ぐにゃりと歪んだ。


景色が反転する。

白い町並みが、一瞬で古びた廊下へ変わる。

ウソップが叫ぶ

「うわぁぁ!?!?」

チョッパーが涙目でしがみつく

「な、何ここ!!」

そこは病院みたいな場所だった。

冷たい白い壁。

長く続く廊下。

遠くで鐘の音が響いている。

ローが低く舌打ちする。

「引きずり込まれたか」

サンジが周囲を睨む。

「これが能力か」

雪の奥にいた人影が、今度ははっきり見える。

小さな女だった。

痩せ細い身体。

白い服。

でも顔だけがぼやけて見えない。

女はみかだけを見る。


「やっと来てくれた」


みかの頭に、知らない記憶が流れ込む。


“ひとりぼっち”

“誰も来ない”

“忘れられる”


息が詰まる。


ローが即座に言う

「そいつを見るな!」
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