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【呪術廻戦/短編集R18】夜更けの花屋は恋を売る

第4章 【五条悟】勿忘草の悪魔**


「、指は入れたことあるの?」

「な、ない……ですよぉ……っ」



処女なんだから、あるわけない。
自分の身体なのに、そこだけはまだ知らない場所みたいで。

痛かったらどうしよう。
変な感じだったらどうしよう。
そんなことばかり考えてしまう。


五条さんはクロッチを横にずらすと、私の指を直接割れ目に触れさせ、なぞるように動かした。



「……っん、ふ……ぅん……」

「じゃあ……入れてみる?」

「っ……!」



五条さんが私の指を中に沈めようとした瞬間、尻尾が勝手に動き、五条さんの手首にきつく巻き付いた。



「怖い? やめる?」



ちがうの。
怖いのもあるけど、そうじゃなくて。



「……――、さんの……っ」

「ん?」



五条さんの手首に巻き付けた尻尾に、ぎゅっと力を込める。



「五条さんの……指が、いいです……っ」



何言っちゃってるんだろ、私。

専属淫魔なのに。
契約者さんを気持ちよくさせるのが私の仕事なのに。
こんなの、まるで私の方が五条さんに触れてほしがっているみたいだ。

自分の指を入れるのは怖い。
知らない場所に、自分で触れるのは怖くてたまらない。


なのに、五条さんの指ならいいと思ってしまった。
むしろ、そっちがいい。

どうしてなのかは、わからない。
でも、そう思ってしまったの。


五条さんが深く息を吐く気配がして、私の手を覆っていた五条さんの手が離れる。



「……しょうがないな」



そう言って、五条さんは自分の中指を、私の中へゆっくりと沈めていった。



「あ、ぁ……っ」



初めての感覚。

自分の中に、自分じゃない誰かが侵入してくる戸惑いと、押し広げられるような不思議な圧迫感。
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