第4章 【五条悟】勿忘草の悪魔**
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「……ねえ」
「ひゃいっ!」
「なに、その声」
「〜〜っ」
「が『見てて』って言うからベッドまで来たのに。これじゃ、顔見えないじゃん」
寝室の、広くてふかふかなベッドの上。
私は、五条さんの長い足の間にすっぽりと収まるように座っていた。
ただし、五条さんに完全に背中を向ける形で。
背中越しに、ヘッドボードへ寄りかかる五条さんの気配がひしひしと伝わってくる。
「僕に見ててほしいんでしょ?」
手持ち無沙汰なのか、五条さんが私の尻尾の先を指でつついてくる。
ツンツンと触られるたびに、くすぐったくて、尻尾がワンピースの下に隠れた。
それでもまだ警戒しているみたいに、先っぽだけがぷるぷると震えていた。
「ご、五条さん……尻尾、つつかないでください……っ」
「えー。が早く始めないから」
始めるって言っても、む、無理……っ!
なぜ、あんなことを言ってしまったの、私のバカ!
「いざとなると、その……は、恥ずかしくてっ。五条さんの顔、見れなくて……!」
「いや、僕の顔は見なくていいから。僕がを見るの」
「うぅぅ……っ」
「ほら、こっち向いてよ」
五条さんの大きな手が、私の肩にポンと触れた。
それだけで、ビクゥッと身体が反応してしまう。
「む、向かなくても、できるもん……っ。私は、背中で語るタイプなんです……っ」
「高倉健か。 、いくつだよ」
ああ、もう自分でも何を言っているのかよくわからない。
高倉健でも、石原裕次郎でも何でもいい。
背後でくすくす笑う五条さんをよそに、震える手でワンピースの裾を、太ももの上までゆっくりと引き上げた。
そして、そろそろと自分の足の間へ手を伸ばす。
(お仕事……お仕事……!)
頭の中で呪文のように唱えながら、下着の上から敏感な場所をこしこしと擦ってみた。