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【呪術廻戦/短編集R18】夜更けの花屋は恋を売る

第4章 【五条悟】勿忘草の悪魔**


「そ、それはそうですけどっ! お、お仕事は!?」

「次の仕事まで時間が少し空いたからね。あと、まずそれ止めたら?」

「っっっ!!!!」



抱きしめていたクッションを放り投げ、スマホに飛びつく。
画面を狂ったように連打し、なんとか動画を止めると、最後はソファのクッションの下にスマホを押し込んだ。


(みっ、みっ、みっ、見られたぁぁぁーーーーっ!!)


頭の中で、大音量の緊急警報が鳴り響いている。


えっちな動画見て、一人でえっちなことしていたと絶対に思われている!
いや、そうなんだけど!!

消えたい。
今すぐ消えたい。


私はそのままソファに突っ伏し、クッションの隙間に顔を埋めた。
できることなら、このまま布地の一部になって消えてしまいたい。



「私は……ソファになりたい」

「いや、なんで? 貝じゃなくて?」



私の悲壮な覚悟などおかまいなしに、五条さんは楽しそうに笑った。



「なんでって……! 契約者さんの留守中に、そ、その……お下劣なことをして、お部屋を汚しかけたからです……!」

「お下劣って……。それに、別に汚れてないでしょ」



五条さんの足音が近づいてきて、すぐ隣でソファがふすっと沈み込む。

恐る恐る、クッションから顔を少しだけ上げると、今日は目隠しではなく、黒いサングラスをかけた五条さんがこちらを見下ろしていた。



「昨日のキスじゃ足りなかった? 淫魔のちゃん」

「〜〜〜〜っ!!」



また心臓がドクンと高鳴る。

は、わ……っ!
その声で、名前呼ばないで!



「ち、ちちち、違います!!」



ぶんぶんと首を横に振ると、尻尾まで一緒に左右に激しく揺れて否定した。
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