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異世界転生悪役令嬢だと思ったら、本当の悪女はヒロインだった

第10章 令嬢は冷静です。さぁどうする? 中編


「はい。結果も掲示されております」

 
学院の掲示板には、正式な報告書が貼り出されている。
破損なし。
異常なし。
安全性に問題なし。
私は事実を隠さないし誇張もしない。
ただ、公開する。
令嬢は小さく頷いた。

 
「……では、本当に事故だったのですね」

 
その言葉に、私は微笑む。

 
「そうであることを、私も願っております」

 
否定しない。だが、断定もしない。余白を残す。
余白は、疑念を育てる土壌になる。
昼休み。
中庭でアルベルトが私に歩み寄る。周囲には常に数人の生徒。
密室ではない。

 
「エミリア」

 
「殿下」
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