緋色の海に溶ける蜜情 【ONE PIECE 赤髪 R18】
第6章 赤髪の生誕祭 ―月の光と蜜の舞―
「……っ、は、ぁ……。シャンクス、さん……どう、でした……?」
肩で息を切り、上気した顔で問いかけたに、シャンクスは言葉を返さなかった。
ただ、野獣のような瞳で彼女を射抜くと、剥き出しの独占欲のままにその細い手首を掴み、力任せに引き寄せた。
「ん、んぅッ!?」
衝撃と共に、唇が力強く塞がれる。
皆の前であることも、宴の真っ最中であることも忘れたかのような、深く、執拗な侵略。
「ん、んんぅ……ッ! ふ、は……っ、シャンクス、さん……みんな、見て……っ」
驚いたが彼の肩を押し、必死に止めようとするが、シャンクスの剛腕はびくともしない。
それどころか、彼は彼女の頭をさらに強く抱き込み、密着した身体の熱を分かち合うように、舌を深く、深く絡めていく。
「ジュル、レロォッ……クチュ……ッ!!」
銀の糸を引くほどの濃厚な接吻。
月明かりの下、衆人環視の中で繰り広げられるあまりに淫らな光景に、冷やかしを飛ばそうとしていたクルーたちも、思わず息を呑んで固まった。
お頭の、一人の女に対する底なしの執着を、その場の全員が肌で感じ取っていた。
ようやく唇を離したシャンクスは、陶酔と情欲で瞳を潤ませる彼女を横抱きに抱え上げた。
「……悪いが、俺は抜ける。あとは野郎どもだけで勝手に楽しめ」
「えっ、お、お頭!? まだ宴は始まったばかりだぜ!?」
「うるせェ。……最高の贈り物をもらったんだ。さっさと中身を確かめなきゃ、男が廃るだろうが」
シャンクスは不敵に、そして獰猛に唇の端を上げると、抗う間も与えずを抱えたまま、最短距離で船長室へと歩き出した。
残されたクルーたちは、呆然と見届けるしかなかった。
「……おいおい、今のお頭の顔、見たかよ」
「あんなに余裕のねェお頭、初めて見たぜ……。ありゃあ、、明日まで戻ってこれねェな」
ドキドキと胸を高鳴らせる若いクルーや、苦笑いするベックマン。
主役の消えた熱狂の宴の裏側で、船長室ではこれから始まる「三時間じゃ済まない」ほど濃厚で、狂おしい夜の幕が上がろうとしていたーー。