緋色の海に溶ける蜜情 【ONE PIECE 赤髪 R18】
第5章 赤髪の寵愛
レッド・フォース号の甲板に、異様な覇気と熱気が戻ってきた。
シャンクスに抱きかかえられたまま、は彼の胸板に顔を埋めていた。
すれ違うクルーたちの驚きと好奇の視線が刺さるが、今の彼にはそんなものを気にする余裕など微塵もなかった。
「おい、お頭。随分と派手にお迎えに行ったな」
タラップの側で待っていたベックマンが、皮肉げに口角を上げた。
だが、シャンクスの射抜くような眼光と、その腕の中で震えるの姿を見て、すぐに全てを察した。
「……ほどほどにしとけよ」
「……悪ィが、そいつは無理な相談だ」
シャンクスは低く、掠れた声で笑った。
その笑みには、いつもの陽気さはなく、手に入れた獲物を二度と離さないという男の執着が滲んでいる。
「野郎ども、聞け! これから半日、俺の部屋には絶対に近づくな。いいか、これは『お頭命令』だ!」
その宣言に、甲板が一瞬で静まり返る。
命令の真意――これから船長室で何が行われるのかを、その場にいる全員が悟った。
は羞恥に顔を真っ赤に染め、逃げるようにシャンクスの首に細い腕を回し、その胸に強くしがみついた。
バタン、と重厚な扉が閉まり、内側から鍵がかけられる。
その音が、外の世界との断絶を告げた。
シャンクスはを抱えたまま、迷いなく大きなベッドへと向かった。
「……シャンクス、さん……っ」
「もう、何も言うな」
抗う隙も与えられず、彼女の身体が柔らかなシーツへと押し倒される。
上から覆いかぶさってきたシャンクスの質量は、先ほどの男たちとは比べものにならないほどに重く、熱い。
「言っただろ。お前を俺の色で塗り潰してやるって」
彼の右手が、の頬を包み込む。
熱を帯びた瞳が、彼女の潤んだ瞳を真正面から貫いた。
「他の男が触れた場所も、お前が自分から汚したって言う記憶も……全部、俺が上書きしてやる。……覚悟しろよ、」
シャンクスは噛みつくような深い口づけで塞いだ。
今度は、医務室での「奉仕」ではない。
赤髪の男が、一人の女を文字通り心身ともに暴き、自分のものにするための、容赦のない寵愛が始まった。