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緋色の海に溶ける蜜情 【ONE PIECE 赤髪 R18】

第2章 落日の蜜、始まりの鐘


「野郎ども、錨を上げろ! 出航だァ!!」


シャンクスの号令が響き、巨大な帆が風を孕む。
船が岸を離れていく中、ルフィはいつまでも手を振り続け、大声で泣きながら叫んでいた。


は、遠ざかっていくフーシャ村と、小さくなっていく少年の姿を瞳に焼き付けた。
再び地獄を見たこの村で、彼女は「蜜」の呪縛を背負いながらも、かけがえのない絆を手に入れたのだ。


「……さあ、行くぞ、。ここからが本当の航海だ」


隣に立ったシャンクスの、右手が彼女の肩を抱く。
失われた左腕の痛みを知るたびに、彼女は心に刻む。

もう二度と、自分のために大切な人を泣かせはしないと。



船は新世界を目指して、青い水平線の向こうへと消えていくのだったーー。






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