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緋色の海に溶ける蜜情 【ONE PIECE 赤髪 R18】

第10章 花の誘惑


船の自室のベッドにを横たえたシャンクスは、彼女の手を握り締めながら眠る彼女の側でじっと付き添い続けた。
そこへ、状況を聞いた船医のホンゴウとベックマンが部屋に入ってくる。




「お頭、の様子はどうだ?」


「まだ眠ったままだ。ホンゴウ、身体の検査を頼む。あの医者が睡眠薬を混ぜやがった」


「あぁ、任せろ。あの兄弟の診療所から押収した薬の成分も合わせて、俺がすぐに解析する。お頭の女に、これ以上好き勝手させねェよ」




ホンゴウが真剣な表情で診察を始める中、シャンクスはベックマンを振り返り冷酷な命令を下した。




「ベック。地下の倉庫に転がしてあるあの野郎どもを起こせ。そして、に打った薬の成分、その正確な解毒方法……それから、今までどんな女たちに何をしてきたか、その余罪のすべてを、一文字も残さず洗いざらい吐かせろ」

「あぁ、分かってる。海賊のモノに手を付けた代償がどれほどのものか、骨の髄まで教えてやるよ」



「……あぁ、頼む。海賊流のとっておきの『仕置き』をしてやれ」




シャンクスはの寝顔を見つめながら男たちへの容赦ない報復を言いつけ、怒りと祈りが混ざり合った複雑な表情で、彼女の手をさらに強く握り締めるのだった。














「お頭、薬の解析が終わったぞ。こいつに打たれたのは確かに強力だが、ただの睡眠薬だ。あと一時間もしねェうちに、何の後遺症もなく自然に目が覚めるはずだぜ。解毒もちゃんと出来てそうだ」



ホンゴウからの報告を聞いた瞬間、シャンクスは張り詰めていた肩の力をようやく抜いた。



「……そうか、よかった。ありがとよ、ホンゴウ」



男たちの脅しがただの命乞いのハッタリだと分かり、心の底から安堵する。
だがそれと同時に、あの兄弟に対する冷徹な怒りが脳裏でさらに深く静まり返っていくのを感じていた。



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