第14章 もう1回*💚
「」
「何?」
「もう1回、俺にしない?」
「…慎太郎が遠距離しんどくなるから別れよって言ったのに?」
「うん、言った。仕事で余裕無くして、とちゃんと向き合えないことから逃げた。
半端な状態でを繋いでおきたくなかった。
だから別れて誰かと幸せになってくれればいいって思ってたけど、やっぱ無理だわ。
俺、ずっと好きだ」
「…私も慎太郎のこと、今でも好き。忘れられなかった。でも慎太郎忙しいし、また負担になると思う」
「いや、どんなに忙しくても、少しだけでも会いに来る。俺、今度は逃げないよ」
「本当に?」
「本当。だから俺のとこに来い」
離れて座ってたが近づいてきて肩に頭を乗せてきた。
「今度はちゃんと幸せにするから」
「約束ね」
あの時、離した手をもう一度繋いだ。
忙しいとか距離とかで言い訳しない。
今度はさ、簡単に離したりしないって決めたから。
end.