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夢幻泡影②【呪術廻戦(死滅回游〜)/伏黒 恵オチ】

第4章 アフレッタンドに駆り立てられる【もう一度〜死滅回游について】


「用が済んだらパンダ探して、回游の平定に協力する。憂太は?」

「僕はさっそく結界に入って、回游に参加するよ。津美紀さんや伏黒くんたちが回游に参加する前に、少しでも情報を集めたい。万が一 身内で潰し合うことがないように……それから、津美紀さんに何かあったときのために、近場の結界は避けるね。星也さんはどうします?」

 また単独行動だけど……と自嘲しながら問う憂太に、星也は少し考えてから口を開いた。

「僕は憂太と逆だな。東京の東側の結界にいるという”天使”を捜索して説得。【獄門彊『裏』】を解放して五条先生を助け出し、一秒でも早くこの最悪のゲームを終わらせる」

「星也さん、津美紀の様子も見てきてもらえませんか?」

 伏黒の言葉に、星也はどこか考えるそぶりをすると、「……あぁ、そうだね」と頷く。

「おそらく もう目を覚ましているだろうから、期日ギリギリまで参加しないよう念を押しておこう。津美紀の性格からして、すでに回游に参加しているということはないだろう」

 ただ、と星也は静かな声音で続けた。

「万が一 津美紀がすでに回游に参加していると分かったら、接触は避ける。結界内の状況が分からないんだ。最悪、出会い頭に殺し合いを強制される――ということも考えられるからね」

 星也の不穏な仮定に、伏黒と詞織が不安そうな表情で俯く。そんな二人に、彼は「大丈夫」と綺麗な微笑を浮かべた。

「あくまで可能性の一つだ。それも、限りなく低いね。それに、津美紀には元々 僕と姉さんで何重にも守護をかけてある。眠った津美紀がそれを消費した痕跡はなかった。仮に参加していたとしても、そう簡単にどうこうはならないはずだよ」

 大丈夫、ともう一度 繰り返す星也に、伏黒と詞織の強張った表情がわずかに緩んだ。
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