夢幻泡影②【呪術廻戦/伏黒 恵オチ】アンケート開催中
第23章 最悪のブレイク【浴/自浄自縛】
「星良さん……?」
顔を上げると、彼女は柔らかくも悲しげな微笑を浮かべていた。
「謝罪もお礼も、星也が帰ってきたら いくらでも聞いてあげるから。今は、あたしたちにできることを考えましょう」
ようやく肩の力が抜け、伏黒は「はい」と頷く。伏黒の視線の先では、宿儺にちぎられた華の腕が復元されていた。
「星良さん、自動車が到着しました!」
「ありがとう、甘井くん」
スタジャンを着た金髪の男に礼を言い、星良は詞織へも筆を走らせ、【反転術式】をかける。
「情報の共有が必要だわ。一度 皆を集めましょう」
そう星良が立ち上がって一同を振り返るのと同時に、到着した自動車から伊地知が降りてきた。
「星良さん」
「伊地知さん。恵たちから話を聞きました。状況を共有するので、皆に連絡を」
分かりました、と伊地知がスマホを取り出す。
そんな二人の様子を見ながら、伏黒は深く息を吸い、重たく吐き出した。
* * *