夢幻泡影②【呪術廻戦/伏黒 恵オチ】アンケート開催中
第16章 束の間 奏でるクリシェ【仇名/直接会談】
一同はリビングルームに集まり、各々 椅子に腰を下ろした。
詞織と華の女子部屋からも小さな丸テーブルを運び入れ、伏黒、詞織、星也、虎杖で囲む。
さらに一人がけのソファに髙羽、大きめのソファでは華がくつろいでいた。
食事を終えて一息吐き、伏黒はここに至るまでの経緯を確認する。
髙羽の戦闘に駆けつけた虎杖が詞織・髙羽に合流し、伏黒を探すために協調。そこへ、星也と華が伏黒を運んでいるところに遭遇――現在に至るという内容だ。
警戒心とかないのか、とツッコミたい気持ちは山々だが、虎杖の性格を考えると何とも言えない。それに、虎杖が駆けつけた場には“イヤな予感”に定評のある詞織がいて、さらに星也もいた。
虎杖に『警戒心を持てよ』と言うのも無理な話である。
「……スマン。助けてくれてありがとう」
詞織や虎杖、髙羽、華に向けて伏黒は頭を下げた。
「「まぁまぁまぁ」」
四人が照れたように笑う。
「星也さんもありがとうございました」
「気にしなくていい。僕がやりたくてしたことだ」
星也の柔らかな微笑を見ると、無意識に身体に入っている無駄な力が抜けるから不思議だ。
そう思っていると、虎杖が「なぁ」と呼びかけてきた。
「そんなことより見ろよ、伏黒。さっき星也さんたちと情報整理してて確認したんだけどさ……」
そう言って、『オッス』と声を上げる自身のコガネを示す。ディスプレイには乙骨と秤の名前が表示されていた。
《乙骨 憂太》
得点:120 変更:00回
滞留結界:仙台
《秤 金次》
得点:100 変更:00回
滞留結界:東京第2
その内容に、伏黒は目を見開く。
二人とも得点が100を超えている――合わせて220点。