夢幻泡影②【呪術廻戦/伏黒 恵オチ】アンケート開催中
第15章 わずかに見えてきたスペランド
「詞織は?」
「ユージ……小さい頃からメグの【玉犬】ちゃんと過ごしてきた わたしが、犬派にならないと思う?」
「あー……そんな感じね」
詞織自身は猫っぽいのにな。
「詞織は猫みたいなのに、不思議ですね」
同じことを思ったようで、華が虎杖の心の声を代弁する。
「星也さんにも聞いてみよー! 星也さーん! 星也さんって犬派? 猫派?」
部屋のドアをバーンッ! と開き、室内の星也に問いかけた。
ソファに座って呪符を作っていたらしたい星也は一度 目をパチクリさせると、少し考えて口を開く。
「犬か猫で選ぶなら……犬、かな」
わざわざ手を止めて考えてくれた星也に、「犬かぁ」と思わず呟いた。星也の犬派はかなり「そんな感じ」である。
「虎杖くん、私もたった今から犬派です」
キリッと真面目な顔で宣言する華に、「あー……そんな感じ」と虎杖は頭を掻いた。
これ、星也が「犬か猫なら犬だけど、本当は鳥派なんだ」って言ったら、華も秒で鳥派になるんだろうな。