夢幻泡影②【呪術廻戦(死滅回游〜)/伏黒 恵オチ】
第11章 アディラートに奮い立つ【東京第1結界】
「気をつけろ。オレは暴力肯定派の古いタイプの芸人だぜ? さぁ、どうする? 少年」
問いかけられたときには、すでに動いていた。
影の中に潜み、レジィの足元から掴みかかる。しかし、一歩 早く気づかれ、飛び退かれた。
思わず舌打ちをして、伏黒は詞織と髙羽へ視線を向ける。
「三人を分断したい。女の方は呪霊を操るが、たぶん何かタネがある。男の方は身体の一部を爆弾に変える術式で、【反転術式】を使え――近い‼︎」
真横スレスレで「うんうん」と頷く髙羽を押し退けた。
「詞織じゃねぇんだ。そんな近づくな」
「さっきから気になってたんだけど、少年と詞織君って そういう関係?」
「今 気にすることじゃねぇだろ!」
頼むから目の前の敵にもっと集中してくれ。
「メグ、諦めて。わたしはもう諦めた」
詞織が遠い目をする。おそらくここまで来る道中で色々あったのだろう。
「コガネ、日車 寛見の情報を出せ!」
『あいっ!』
《日車 寛見》
得点:001 変更:01回
滞留結界:東京第1
詞織がここにいるということは、ルールを追加させたのは虎杖だ。